2010年10月27日水曜日

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講義1コマ、演習1コマ。

2010年12月4日~5日に名古屋大学で開かれる応用地域学会の「環境政策の経済分析」にて、論文 "Firm Incentives for Environmental R&D under Non-cooperative and Cooperative Policies" を報告させてもらうことになっている。今日、そのプログラムがアップデートされていた。この学会には僕は未所属だったのだけど、以前お世話になったある先生からの依頼で、報告をする運びとなった。報告論文は現在改訂中で(…と言いながら、1度ある雑誌にリジェクトされてから、あまりいじっていない…)何とか間に合わせなければいけない。(ちなみに報告論文はこちら(PDF))。気合いが入る。

専門演習の3回生のゼミ生さんの中に、ちらほらとリクルートスーツを着た学生さんを見るようになった。毎年のことだけれど、こうなってくるとゼミの雰囲気が、具体的にはゼミの課題に取り組む学生さんの姿勢が、大きく変わってきてしまう。「就職活動で使うための」ゼミの取り組み、に意識がシフトしてしまうのだ。それはプレゼンやディベートなどを真剣に取り組むようになる、という意味では良い変化だけれども、学問的な研究の話や、それに関係する地道な取り組みを敬遠する傾向を生み出しているように感じる。おそらく、学問的な取り組みの話が、就職活動の面接などでほとんど聞かれない(重要でない)ということを学生さんが多方面から耳にしているからであろう。大学での教育とは、どちらかというと後者に重点を置くべきであると考えているので、ここからのゼミ運営は、学生さんを研究にモティベートする僕の手腕が問われる。

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