2010年10月16日土曜日

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長く続いた会議、その後はHさんとの共同研究論文に取り組む。

会議では、FD(ファカルティ・デベロップメント)と呼ばれる「教育水準を高めるための組織的な取り組み」の一環として、「ミクロ・マクロ経済学の導入教育」について話し合う。学生さんに要求する数学の水準について、やはり各教員間で差があるよう。僕は個人的に、(学部教育においては)微積分など必要ないような気がしている。どちらかと言えば大切なのは「考え方」の方で、計算が解けるようになることではないからだ。

共同研究を進める中で、どうしても納得がいかない(直感に反する)結果が出てしまい、それがもっとプリミティブなモデル(具体的には生産の限界費用一定・線形需要の2社の同質財クールノー競争)でも、その納得がいかない結果が出てしまい、頭がおかしくなりそうになる。2時間程考えて、原因が判明する。そのおかげでモデルの設定を大きく変更することに決めた。一週間前に逆戻り。それでも研究とはそんなもの。やり直しを恐れていては、何もできない。

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